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女子日本代表:FIBA女子ワールドカップ予選ラウンド第3戦 プエルトリコに勝利し、2勝1敗で予選ラウンド終了──次戦の行方はスペインvsベルギー戦の結果次第

 「FIBA 女子バスケットボールワールドカップ2018」は予選ラウンド最終戦を迎えました。AKATSUKI FIVE 女子日本代表はプエルトリコと対戦し、69-61で勝利。2勝1敗で終え、すでに1位通過はありませんが、この後に行われるスペインvsベルギー戦の結果後に順位と明日のベスト8決定戦の組合せが決まります。

 「とりあえず勝ちましたが、もっと良いバスケットを見せたかったです」とトム・ホーバスヘッドコーチは納得のいかない内容でした。ベルギー戦で手応えを感じていた#52 宮澤夕貴選手(JX-ENEOSサンフラワーズ)も、「なんか違う感じがしています。もっとみんなが一丸となって戦えば、絶対にもっと良くなるチームなのに、誰かが落ちているとそこから崩れてしまいます」と不安を感じています。#13 町田瑠唯選手(富士通レッドウェーブ)は「出だしが重く、ディフェンスも最初は機能しておらず、自分たちらしい走るバスケットに持っていけなかったことがリズムを作れなかった原因だと思って見ていました」。その後、交代でコートに入り、第2クォーター終盤にはアップテンポな展開で43-28と15点差にリードを広げます。

 負ければ終わってしまうプエルトリコは「プライドを持って、最後の最後まで戦っていました。これまで外のシュートはほぼ入っていませんでしたが、さすがに今日は決めてきました」とホーバスヘッドコーチは相手を称えます。試合終盤、#24 Jazmon Gwathmey選手に3本の3Pシュートを決められましたが、69-61で逃げ切り、2連勝を挙げました。

 スペイン戦後、「このチームは2つの顔がある」とホーバスヘッドコーチが言ったように、強い気持ちを持って延長を制したベルギー戦と、このプエルトリコ戦は違う内容となり、勝ちはしましたがスッキリしません。15点リードをしていても、すぐに点差を縮められ、「そのような波がある状態で、このレベルを戦うのは難しいです」というホーバスヘッドコーチ。常に「最初から最後まで自分たちのバスケットをやろう」と言い続けてきましたが、なかなか良い状況を継続できないのが、このチームの不安要素です。

 コンスタントに活躍する#8 髙田真希選手(デンソーアイリス)と宮澤選手に加え、「同じようなパフォーマンスをする選手がもう1〜2人出なければならず、そのためにも全体的にステップアップしなければ難しいです」とホーバスヘッドコーチは底上げに期待しています。この試合も最年少の#88赤穂ひまわり選手と#99オコエ桃仁花選手(ともにデンソーアイリス)にチャンスを与え、経験値を積ませています。

 昨シーズンのWリーグでは、ケガもあったことで思ったようなプレータイムを得られなかったオコエ選手。4月からはじまった合宿に呼ばれましたが、「すぐに落とされると思っていました」。しかし、日々成長し、少しずつ信頼を勝ち取ったことで、世界と戦えるまでになりました。合宿や強化試合を経て、「どんどんできる自分がおり、すごいうれしかったですし、もっと高いレベルを狙えるのではないかという自信が芽生えてきました」と前向きに臨んでいます。誰よりもホーバスヘッドコーチに怒られてきたオコエ選手は、その期待に応えるように積極的にプレーし、経験値を急速に積み上げています。全体的なレベルアップが、目標に掲げるメダル獲得へ向けても不可欠です。ホーバスヘッドコーチは、「若い選手のミスは我慢できます」と言っており、オコエ選手や赤穂選手には思いっきりプレーしてもらうだけです。

 明日のベスト8決定戦で敗れれば、その時点で大会が終わってしまう大事な試合となります。対戦相手となるグループDは中国がセネガルを破ったことで2位が中国、3位がセネガルに決まりました。日本はスペインvsベルギー戦でスペインが勝てば2位、ベルギーが8点差以上25点差以内で勝つと3位になります。ホーバスヘッドコーチは「これからスカウティングをしますが、相手よりも自分たちのことを考えて明日の試合に備えたいです」と気を引き締めていました。ベスト8決定戦を勝ち、1979年以来となる39年ぶりの決勝トーナメント進出を目指します。

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